エンパス(共感力者)HSPへの疑問
おはようございます。
昨日の夜からずっと考えていた、
「これって本当なの?…と疑問に思った話」です。
(心理学的要素が強いので苦手な方もいるかもしれません。
結論といいますか、ちゃんと心理学の研究者に聞いていないので今回はあくまで私の憶測になります。後日、知り合いの教授に聞いてみるつもりです。)
最近、ある記事?ネットでの話題をよみました。そして、カウンセラーを名乗る人がカウンセリングを促しているのをみました。それに対しての疑問です。
共感力が強すぎる、エンパス、エンパシー、HSP、エンパス体質という言葉を聞いたことがありますか?
まず、エンパシー(empathy)という言葉は本当にあって、共感・感情移入という意味です。
ただ、エンパス・エンパス体質という言葉は心理学を学んでいて出てこなかったので、???初めて聞いた。と思いました。
提唱者のエレインアーロンさんによると、
科学的用語としてSensory-Processing Sensitivity (=感覚処理感受性)(SPS)という研究は本当にされていて、一般的にそのような人をHighly Sensitive Person(HSP)というそうです。それで感受性(≒共感性?)が強い人という訳になったのでしょう。
1991年以降アメリカのアーロンさん中心に研究が行われ、日本でも数名ではありますが、論文を発表しています。
しかし…
まだこの研究は十分に行われていなく、ここまで先に広まっていいものか…という疑問が湧きました。
なぜなら、共感力やエンパスという言葉に心理学を学ぶ人以外が反応し、実際にカウンセリングがかなり行われているようだからです。
(一部でオーラや、第六感と絡めているどちらかといえばスピリチュアルに近い要素と絡めている人もいます。それを完全否定するつもりはないですが、疑問はあります。)
そもそもエンパスという言葉がどこからきたのはネットではたどり着きませんでした。
共感性が高い人が存在することには同意です。
ただ、あなたはエンパスですよ!と断言するほど研究は進んでいないし、カウンセラーさんあなたは誰よ?って思ってしまいました。
難しいところですが、
本当に悩んでいる人にとって、エンパスか否かはともかく、適性なカウンセラーによるカウンセリングを行うこと(エンパスに限らず、不安を取り除くという意味)は効果があるかと思います。
気になる点はカウンセラーは国家資格ではなく、名乗ること自体は違法ではないため、実際、経験や知識がなくても誰でもカウンセラーということができてしまうことです。
一般的に日本で1番効力を示しているのは「臨床心理士」という民間資格で、大学院卒が必須です。
近々国家資格になるという噂はありますが、いつになるかはまだ決まっていません。
人生経験豊富な方がアドバイスをするという面ではある意味カウンセラーと同じ意味を果たすという点で理解できます。
しかし、一定数の人が、利益のために、カウンセラーと名乗り、共感しそうな言葉を並べて、お金をとっている
ような気がしてならないのです。
考えすぎでしょうか。
こういうまだあいまいな研究であるのに、割と多くの人が当てはまりそうな症状を前面に出してカウンセリングを促す人は、少し疑った方がいいかもしれません…。
というちょっとお固いお話でした。